【吉田カレー:東京-荻窪】
2020年11月28日(土曜・昼)訪問
[toc]



店外
荻窪駅北口から徒歩5分。
10時30分時点で1組目でした。

白いマスクの男性が先頭側

情報無しでは気付けない入口

名店の看板あえて極小説
お好み焼き屋さんの横に半開きシャッターを発見。
看板は猫の顔ほど小さい仕様
※このシャッターが全開になることは一生ありません(営業中も半開きのまま)
開店までの1時間で必死にルールとメニューのおさらい。
以下基本ルール概要
- 店内おしゃべり禁止
- 店内カレー以外の写真撮影禁止
- 店主から呼ばれるまで入店厳禁
- 店主から聞かれるまで注文厳禁
- メニュー変更厳禁
店主の癇に障る事をすると放置プレイ&レトルトカレーになります。
ご安全に。
※万全を期したいあなたへ
店内
11時30分 店主が階段の下まで呼びに来てくれました。
2階に進み、扉を開けて入店。
(2組目以降は呼ばれるまで扉前で待機)
直後に注文を聞かれ素早く注文。
自分で水を汲みTV下のカウンターへ着席。
店内いたるところに手書き殴り書き貼紙を発見。
- スプーンやティッシュ等のポジショニングは変えないで下さい。
- ブスの女子会等の長居厳禁です。
- ゴミ持込厳禁。缶とかペットボトル捨てるなバカ者!発見次第課金します。
「・・・鬼が出るぞぉ。」(鬼滅の刃第一話より)
メニュー
出典先:吉田カレー公式サイト
レトルトカレーも販売中
ルールに縛られず家でゆっくり食べれる
カレー実食
一切無駄の無い動きで淡々と作業を続ける超一流店主。
静寂の店内にテレビの音だけが響く。
ガスバーナーが火を吹き、カレーが完成。
キッチン前まで自分のカレーを迎えに行きます。
とにかく美しい完璧な盛り付けに漂う一流感。

MIX × 小(ごはん200g)+豚+中華アチャール(計1700円)

キーマカレー×卵黄の最強タッグ

ホールスパイス入りの中華アチャール、これだけでご飯がススみます

トロトロ特大サイズの煮豚とシャバシャバ系カレー
MIXは辛口と甘口のルーがあいがけになっていて初心者にオススメ。
個人的には辛口ルーも辛く感じませんでした。
バナナの味を感じます。
豚が想像以上にボリューミーでご飯小を選択した10分前の自分に感謝。
・・そんな感想を共有したい。話したい。
(変な形のスプーンもイジりたい)
様々な感情を押し殺して相方が食べ終わるのを待ちます。


ジェスチャーで合図をして食器をキッチン前に返却。
入り口前でお会計。
もちろん1組毎まとめてのお支払いのみ。※別々会計不可



まさかの通信不良で
最後の最後にヒヤッとしましたが怒られずに退店できました。
皆様は最後まで全集中でお願いします。(帰りの階段は狭くて危険)

11時50分で長蛇の列。早起きは三文の徳って先生が言ってました。
店外へ出るや否や、速攻で友人たちと感想を共有。
20分ぶりの会話です。
全員カレー初心者でしたが
少し薄味だったというのが共通の本音。
後に調べると
「化学調味料、添加物、保存料、小麦粉不使用、バターや脂も一般的なカレーに
使用される量の半分以下」に抑えているとのことでした。
食べれば食べる程美味しさに気付くカレーだと思うので是非再訪したいです。
また、ルールについて賛否両論ありますが
以下の観点で非常に合理的と思います。
- ワンオペで提供数(回転率)最大を実現するための効率化
- 最高の料理を創るために自分のリズムで仕事をするプロ意識
- 溢れ出る自信から生まれる圧倒的信頼感と名店感
- エンターテイメント性・話題性
この厳しいルールこそが超一流を感じる一つの血鬼術なのかもしれませんね。
お後がよろしいようで。。。
(鬼とか言ってすいませんでした)
まとめ
- 美しい一流カレーは素材を活かした優しい味だった。
- 厳しいルールは一流を実現するために合理的だった。
店舗情報
吉田カレー